髪をドライするときのコツは?ドライヤーvs自然乾燥
シャンプーした後の髪は乾かさないといけません。その乾かし方については自然乾燥に任せるという人もいれば、ドライヤーを使ってしっかり乾かせるという人と二分すると思います。髪のドライの方法としてはどっちが正しいんでしょうか?
髪をドライするときのコツは?
ドライヤーというのはご存じのとおり髪にとってはダメージになるものです。
髪にとっては熱ダメージというのはかなりの影響があって髪がドライヤーの熱風にさらされて高温になると、表面が柔らかくなってキューティクルが傷んで剥がれやすくなります。その結果、ツヤがなくなり、髪内部の水分も奪われるでパサパサになります。
いわゆるダメージヘアが出来上がるわけです。
なので、ドライヤーで髪を乾かす時間というのはできるだけ短いほうがいいです。そのために重要になるのが実はタオルドライです。
タオルに投資することは実は結構重要です。吸水力のあるタオルを使うことでドライヤーを使う時間を大幅に短縮することができますから。
ただ、そのタオルドライにも注意すべき点があって、髪を擦り合わせるようにゴシゴシ拭いてしまうと髪のキューティクル同士がこすれて剥がれる原因になってしまうのでNGです。吸水タオルで髪を挟むようにして、ポンポンと水気を吸い取るようにして使うのが正解です。
ドライヤーを使わずに自然乾燥させるのはよくないの?
ドライヤーをするのが面倒だとか、髪を傷めるからという理由で自然乾燥させている人も少なくないと思いますが、それでもやっぱりドライヤーを使って髪を乾かしたほうがいいと思います。というのも自然乾燥には自然乾燥ならではのデメリットがあるからです。
■ 雑菌が繁殖して気になるニオイの原因に
水分を多く含んだ湿気のある髪や頭皮の環境というのは雑菌が繁殖しやすい絶好の環境です。雑菌が増殖することでどんな問題が起こるかというと、まずはニオイがあります。おそらくニオイが一番の問題になるでしょうね。それから非常に稀だとは思いますが、かゆみや炎症の原因になることもあります。
■ 塗れた髪はダメージを受けやすい
髪が濡れている状態というのは髪表面のキューティクルがゆるんで開いています。 この状態は、髪の毛が擦れるだけで、傷んでしまうので、指でとかしたり、ブラッシングをするなど物理的な力が加わると、軽い力であっても髪の毛が傷んでしまうんですね。
よくあるケースとしては髪が乾かないうちに寝てしまうということがありますが、枕との摩擦によって、キューティクルが傷ついたり、剥がれたりするのでダメージの原因になります。
自然乾燥は、熱によるダメージを防ぐことができたり、パーヤやカラーを維持しやすいというメリットもありますが、デメリットもあわせて考えると、ドライヤーを使ったほうがいいのかな?という感じがします。
さらに気を付けてほしいのが、髪の毛が乾いていない状態で外出することです。とくに朝にシャワーを浴びるという人は要注意なんですが、半乾きの状態であっても濡れた髪というのは、キューティクルが開いているので、紫外線ダメージを受けやすくなってしまうんですね。
ドライヤーの熱ダメージは確かに気になるとは思いますが、あくまで「時間のかけすぎ」「乾かし過ぎ」が問題なので、熱風を1か所に集中させない、髪とドライヤーの距離を15cm保つ、低温ドライヤーを使うなどを気を付ければ、問題ないと思います。
また、ドライヤーの熱ダメージを軽減するための1つのテクニックとして、アウトバストリートメントやオイルなどのケア剤を塗っておくと、髪に水分を閉じ込めてくれるのでおさまりが良くなりますし、ドライヤーの熱から髪を守ってキューティクルが剥がれるのが防いでくれます。
すでにダメージが目立ってますという人は、髪の内部にタンパク質を送り込む、補修効果があるものを使うとより効果的だと思います。